症例8皮下及び粘膜下膿瘍(痔ろう)
肛門周囲の皮膚及び直腸・肛門粘膜に膿の出る孔がある周囲膿瘍

皮下及び粘膜下膿瘍
皮下膿瘍と粘膜下膿瘍が慢性化し、悪化したのが皮下及び粘膜下膿瘍です。
外見には皮下膿瘍と変わりませんが、同じように肛門周囲に硬いシコリを感じます。皮下膿瘍や粘膜下膿瘍では膿の出る孔が行き止まりなのに比べ、皮下及び粘膜下膿瘍では孔が直腸粘膜から肛門周囲の皮膚面へと肛門内外を貫いているため、孔から膿にまじって便が出ることがあります。
絶えず排膿しているため、体力が目立って衰えます。
孔がふさがり、一見治ったように見えても、実際は別の場所に膿瘍をつくり、腫れやうずきなどの症状を現わします。やがてそれがつぶれて膿が排出されると、急性症状は再び治まりますが、これを繰り返すうちに症状はいっそう悪化します。
